今回、この記事を寄稿してくれたのは田川和子さん。
田川さんは、大学の春休みを利用して1ヶ月間リゾートバイトをしていました。内容は、伊豆にあるホテルでの仲居さんのサポート業務。
この記事では田川さんが実際に働いた「仲居さんのサポート業務」というのが、どういった仕事内容だったのか?に関して記事にまとめてもらいました。
今回は私が体験したリゾートバイトの仕事内容について紹介していきます。私の仕事内容はホテルでの仲居さんのサポート業務。
「仲居さんのサポートとはどんなことをするのか?」「どういう人がこの業務に向いているのか?」ということを、体験談を元に書いていきます。
「仲居さんのサポート業務」は仲居さんの仕事とは何が違うのか?
お客様を客室まで案内する業務。ホテル館内の案内がなかった
私がリゾートバイトを行ったホテルでは、レストランと宴会場での接客を行いました。仲居さんはお客様が到着されたときに客室まで案内し、ホテルの説明をするといったお仕事がありました。
※宴会場とは和式の広間のこと。場所によっては100人以上も入る大宴会場もあれば10人以下の少宴会場もある。
グループ旅行の場合、こういった広い場所を貸し切って宴会を開くことがある。
しかし、私のような短期のリゾートバイトで来ているスタッフはお客様の案内や説明の業務はありません。
また、私がレストランでの接客をするときは、レストラン専門の人や受付の方と一緒に接客してました。
お客様が多くて人手が必要な時のみ仲居さんもレストランの接客に加わっていましたね。
宴会の手伝いは仲居さんと短期バイトが組んで2人もしくは3人で接客をしてました。宴会の手伝いをする人数は、その時の宴会場を使用しているお客様の人数によって変わります。
このように、仲居さんはお客様の案内や説明、宴会での接客が主であるのに対して、リゾートバイトの仲居さんのサポートではレストランの接客、宴会場での接客が主となっています。
仲居さんのサポートに必要なスキル・経験
必ず必要なスキルはない
必ずなければならないスキルや経験はないです。実際に、私はホテルでのバイトの経験はなく全て1から教えてもらっていました。
しかし、同時期にリゾートバイトに来ていた人で、他の旅館でバイトの経験がある人との間に大きな差が出るということはありませんでした。
もちろん、ホテルや旅館での経験がある方が、仕事内容がすんなり入ってきて最初に仕事内容を覚えるのが楽になるということはあるでしょう。
飲食店での接客経験は役に立った
ホテルでのリゾートバイトをする際に、私がやっていて良かったと思ったことは飲食店での接客のバイトです。
ホテルのレストランや宴会場での接客において、細かい内容の違いはあります。
ただ、接客するときの話し方であったり、表情であったりといったお客様への対応は同じであるため、それほど戸惑うことなくすんなりと接客をすることが出来ました。
どういう人が仲居さんのサポートに向いてるか?
人見知りがすぎる人は向いてない
あまりにも人見知りをしてしまい、初対面の人と話すのが億劫だという人には向いてないです。
というのも、宴会場の手伝いでは仲居さんと短期アルバイトの人で協力して接客しますが、その日のシフトによって一緒に接客を担当する仲居さんは変わるんですね。
また、宴会の内容や人数によってその日の接客の仕方が少しずつ変わります。
わからないことがあったり次にすることがわからないときにはこまめに仲居さんに指示を頂きながら仕事をする必要があるんですよ。
なので、初対面の仲居さんであってもわからないときや迷ったときには積極的に自分から質問する必要があります。
初対面の人と話すのが苦手な人は、どのように仕事をこなせばいいのか困ってしまったり、自分の判断で仕事をしてしまいミスをしてしまうかもしれません。
また、基本的に仕事内容は接客ですので初対面のお客様と話すことになります。
お客様によっては話好きの方もいらっしゃるのでそういったときに笑顔で対応できるような人が仲居さんのサポートには向いていると思います。
最初に仕事を覚えるのが非常に大変
仲居さんのサポート業務で辛かったことは、最初に仕事内容を覚えるのが大変だということです。
最初にホテルのスタッフの方が丁寧に仕事内容について説明してくださるので、必死にメモをとって覚えるようにしました。
短期のリゾートバイトは早く仕事を覚えて戦力になる必要がある
私が参加したリゾートバイトは1ヶ月と短期だったのですが、長期バイトに比べて早く仕事内容を覚えて1人である程度の仕事が出来るようになる必要性を特に強く感じましたね。
最初の1週間程度は慣れない仕事をしなければならないため頭を使ったり、気を遣ったりと大変でした。
また、宴会場の手伝いの最中は酔っ払っているお客様の相手をする必要があります。
仕事に支障がでたり業務内容の範囲外のことを頼まれる際には、さらりとかわさなければいけないのが大変でした。
例えば、料理を運んだりお皿を片づけたりしている最中に話しかけられて長話になりそうだったり、お酌をして欲しいと言われたりなどですね。
ぶっちゃけ賃金は良いのか?悪いのか?
1ヶ月働いて20万円ほど稼ぐことができた
私は1ヶ月間、週休1日で1日8時間労働をして20万円いかないくらいを稼ぐことができました。
「週の何日を休みにするか」、「1日の労働時間はどの程度がいいか」などといった希望は、最初にホテルに行った時の初回の説明でホテルの方が1人1人聞いてくれました。
そして、ほとんど希望通りにしてくれたため、1ヶ月間でどれだけ稼げるかは個人の働き方によって多少違いは出てきます。
時給は約800円とそれほど高くはありませんでしたが、忙しいときは1日8時間以上働く時があり、8時間を超えると時給が少しあがりました。
1日8時間以上の労働時間になるときには事前に聞いてくださり、こちらの了承を得てからシフトに組み込むなどの配慮があったためとても働きやすい環境となっていましたね。
寮の家賃、リゾートバイト期間の食事は無料だったので出費が少なく済んだ
1ヶ月間ホテルの寮に住み込みで働いており、寮の家賃やその期間の朝昼夜のご飯代金は無料であったため、普段かかっていた食費や光熱費が減るなど、実際には給料以上に稼ぐことができました。
今回同時期にリゾートバイトに来ていた人は皆仲居さんのサポート業務だったため、他のポジションについたリゾートバイトの方と比較しての賃金の違いについてはわかりませんでした。
どうやって仕事を見つけるのか?
「ヒューマニック」で仕事を見つけた
私は「ヒューマニック」というサイトを通じて仲居さんのサポートという仕事を見つけました。
具体的には、サイトに登録してまずは直接話を聞きに行き、自分の希望する地域や時間に合うような勤務先を提案してもらいました。
いくつか提案してくださいましたが、その中でも自分がやってみたいと思ったリゾートバイトが、私が体験したホテルの仲居さんのサポート業務でした。
サイトを通じて紹介してもらうと自分の希望に沿った仕事内容を紹介してもらえるので、楽に勤務先を探すことが出来ておすすめです。
仲居さんのサポートをやるなら知っておいたほうがいいこと
私がリゾートバイトを行ったホテルに勤めている仲居さんは、ほとんどの方が20代前半の若い女の人でした。
ホテルの受付や厨房等には年配の方がたくさんいましたが、仲居さんは20~30歳の方しかいなかったことに驚いたんですね。
私がリゾートバイトをしたときは同時期にリゾートバイトに来ていた人も含めて皆20代前半だったため、リゾートバイトに来ている人と仲居さんとで親しくなりました。
一緒に仕事をする人のほとんどが若い世代ということを知っておくと、実際にリゾートバイトに行ったときに驚かずにすむかもしれません。