今回の記事のテーマは、「スキー場における事務系のお仕事」について。
スキー場で住み込みで働くとなると、リフトマンやスキーインストラクターのような体力勝負の仕事が多い印象が強いですよね?
しかし、それだけではありません。
寒いのが苦手。体力に自身がない。といった人でも働ける職種はきちんとあります。
今回は、スキー場で3ヶ月働いた経験のある藤本さんに、体力に自信のない人でも働けるスキー場の仕事の一つ。「事務系のお仕事」について、記事をまとめていただきました!
>>この記事を書いた藤本さんのリゾートバイト体験談はこちら!
スキー場で事務系スタッフが働ける仕事って何がある?
スキー場でのリゾートバイトに興味があるけど、飲食業の経験も無いし、特別な資格もスキルも無い。
だからと言って寒いところで力仕事も自信が無い…、という人には、事務系の仕事があります。
暖房の効いた屋内でのデスクワークが中心になる仕事のため、体力に自信が無い人でも働きやすい職種です。
基本的に採用人数は多くありませんが、それでも募集が全く無い…という事はありません。興味がある人は、問い合わせてみる価値はあります。
主な仕事は「インフォメーション」「発券」「事務補助」です。
スキー場の事務系スタッフって、どんな仕事内容?
インフォメーション
インフォメーションはスキー場で接客の最前線に立つポジション。
いわば顔役の仕事です。基本的な仕事はゲレンデに関する案内全般。
その日のリフトやコースの運行状況、ゲレンデ内施設の場所などが中心になります。
それ以外にも、周辺の観光案内や飲食店情報、ゲレンデ周辺に発着する路線バスやスキーツアーバスのダイヤなども聞かれる事があるので、幅広い知識と情報量が勝負になります。
アナウンスも大事な仕事
落し物や迷子の案内、イベント開催時や緊急時(事故/急激な天候の変化/雪崩等)に迅速かつ確実にお客様にアナウンスをしなくてはいけません。
また、落し物や迷子の一時預かりもインフォメーションが受け持ちます。
クレーム発生時には一番最初に対応して、各部署の責任者に連絡をする事もインフォメーションの仕事になることが多いです。
発券
リフト券の販売を行う仕事。
ゲレンデによってはインフォメーションが兼務する事もあるんですね!
現金やクレジットカードを直接扱うため、スキー場内でも特に責任が大きいポジションです。
トップシーズンになると、リフト券を買うために長蛇の列ができる事もあります。
なので正確で素早い作業が求められますよ!
発券業務が遅れると全体の営業に直接影響します。
事務補助
事務所作業の補助スタッフで、経理や書類作成の補助を行います。
中にはリゾートバイトスタッフの勤怠管理をリゾートバイトが行う…という事もあります。
主な仕事は正社員が行うため、事務員として経験があればそれほど難しい仕事ではありません。
修学旅行などの団体受け入れ時には、誘導員として受付業務を行う事もあり、アナウンスの仕事を兼務する事もあります。
事務系スタッフの中では特に求人数が少ない仕事なので、興味がある人はシーズン前から積極的に問い合わせておいた方が良いでしょう。
事務系スタッフに向いている人
数字上は圧倒的に女性スタッフが多いです。
雇用機会均等法が施行され、女性を優先して採用する…という事は無くなりましたが、それでも女性スタッフが多い職場になるのは現実的に仕方ありません。
男性スタッフでも語学が堪能だったり、特別に接客スキルや事務系のスキルが認められる人の場合は配属されるケースもありますが、リゾートバイトでは稀です。
接客スキルが高い人は「インフォメーション」がオススメ!
「インフォメーション」は、接客スキルが高い人だと優遇されます。
笑顔を絶やさず丁寧でわかりやすい言葉使いができる人です。
砕けた言い方になりますが、肝が座っている人も大事な要素。
アナウンス時に恥ずかしがっていたり、クレーム対応時に慌てた対応を取ってしまっては、仕事になりません。
アナウンス機材だけでなく、パソコン等の機械操作も覚える必要があります。
覚えることが多いので、好奇心旺盛で積極的な性格も向いています。
落ち着いて丁寧な仕事ができる人は「発券/事務補助」がオススメ!
「発券/事務補助」は、落ち着いて丁寧な仕事ができるタイプの人に向いています。
どちらもお金や個人/企業情報に直接触れることになるので、いい加減な性格の人には務まりません。
特に事務補助の仕事は、何でも屋さん並みに様々な仕事に関わる事になります。
書類作成や勤怠管理だけでなく、来客時にはお茶を用意したり、備品の管理などもします。
この辺は一般的な事務職をイメージしておけば大丈夫でしょう。
事務系スタッフはスキー場で滑る機会があるのか?
シフト制になるので、勤務する場所や人数によって差が出やすいポジションとなります。
滑走可能時間が勤務時間になるので、休日しか滑れない…と思っていた方がよいでしょう。
基本的に中抜けシフトは無く、残業が発生する事もあります。
インフォメーションに限っては残業になる事はあまりないので、ナイターはほぼ確実です。が、日中は難しいでしょう。
「発券」は朝一がピークなので、半休が取りやすいポジション。
事務補助は仕事量に応じてシフト調整をされるので、残業も発生しやすいですが、半休や連休が取りやすいポジションです。
事務系スタッフとして働くメリット
大きなメリットは他のスタッフと同じです。
会社と雇用契約(または派遣契約)になる事しかないので、安定して働く事ができる点。
それから、生活費と休みの日のリフト代がかからない事です。
屋内での作業が中心なので寒さや体力に自信が無い人でも安心して働けます。
元々、事務職の経験者なら自分の知識や資格をそのまま活かせる点も大きなメリット。
資格によっては手当が付く事もあるので、確認しておくと良いでしょう。
他部署で働いているスタッフとの交流も自然と増えるポジションなので、人脈が広がりやすいのもメリットです。
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