今回、記事を寄稿してくれたのはkaoridecさん。女性の方ですね。転職の合間に知らない土地で楽しみながら働いてみたいという思いからリゾートバイトに参加したとのこと。
実際に働いた場所は、島根県の離島「中ノ島」別名で海士島(あまとう)と呼ばれる場所です。
そんなkaoridecさんに実際に参加したリゾートバイトの体験談をまとめてもらいました。
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・リゾートバイトを行なった西暦と月:2015年9月〜10月
・年齢:当時29歳
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リゾートバイトを選んだわけ
自分の知らない土地で楽しみながら働いていみたかった
友人からリゾートバイトの体験談を聞き、住み込みで自分の好きな土地で働けるというリゾートバイトに大変魅力を感じ、思い切って応募したのが最初のきっかけです。
旅をするように自分の知らない土地で楽しみながら働いてみたいという思いもあり、リゾートバイトを選びました。
ちょうどそれまでやっていた仕事を辞めたタイミングだったというのもあり、行くなら今しかない!と思ったことも理由のひとつです。
まちづくりで有名な海士町(あまちょう)での求人を見つけ、応募をした
どうせ行くのなら自分の今後の学びにも繋がる場が良いと考え、当時、町おこしやまちづくりに興味のあった私は、それらの盛んな市町村から選ぶことにしました。
リゾートバイトの求人を探していたところ、まちづくりで先進的な事例を多く生み出している島根県の海士町(あまちょう)での求人を見つけ、「これは!」と思い、早速応募したのでした。
利用したエージェント「アルファリゾート」について
私はアルファリゾートを利用しました。
担当の方がとても丁寧に対応して下さり、リゾートバイト初心者の私でも安心して仕事に臨むことが出来ました。
また定期的に様子を電話で聞いて下さったのが心強かったです。
福利厚生を完備していたり、サポート体制がしっかりしている点などが好印象でした。
リゾートバイトというと、年齢的に学生が多いのかな?と思っていたので躊躇していた面があるのですが、アルファリゾートでは幅広い年代の方が多く利用されているとのこと。
その点でも不安なく利用することが出来ました。
リゾートバイトが始まる前に準備したこと
私の勤務地は島根県だったのですが、中国地方にはほとんど行ったことがなく土地勘がなかったため、交通手段を行く前に入念に調べて行きました。
それから、離島ということで買い物などに困らない様、余分に洋服や日用品を持って行くことにしたんですね。
また、派遣先が都市部でないため、銀行や郵便局等が周辺にないなどお金がすぐ降ろせない状況にも備えて、現金も多めに持って行くことにしました。
それから意外と重要だったのが友人、家族への事前の周知です。
しばらくの間家を空けることになるわけですから、何かあった時などにすぐに対応できなかったり、連絡が取りにくかったりということもあり得ます。
働いている場所、寮の住所、期間など、最低限の情報を親しい人にはきちんと伝えておいた方が良いでしょう。
仕事を決める際に聞いておいた方が良いこと
仕事を決める際、自分の日常とは違う環境に身を置くため、寮については事前にどんな環境なのか、エージェントに詳しく聞いておいた方が良いでしょう。
実際にそこで毎日生活することになる訳ですから、住環境を把握しておくというのはとても大切なことです。
実際に行ってみないとわからないことも多いですが、私の場合は
・建物がかなり古くエアコンが使えなかった
・インターネット環境が快適でなかった
・すぐ隣の部屋が男性の従業員だった
など、来る前に確認すれば良かったと思う点もいくつかありました。
また全国から求人がありますが、季節によっては派遣先が北か南かでかなり気候条件が違うと思うので、服や日用品で必要なもの等、現地の様子に詳しいスタッフに聞いておくということも必要だと思います。
勤務地、時給、業務内容など
私の場合1ヶ月半ほどの勤務期間で、時給は1,100円でした。
短い期間ではありましたが、離島ということもあって休日はほぼ島内で過ごしましたし、もちろん食事もついているので特に大きな出費も無く、滞在中に20万円ほど稼ぐことが出来ました。
ポジションはホテル内レストランのホール業務がメインでした。
また勤務地は島根県隠岐郡の海士町です。
大まかな1日の流れとしては以下の通り
朝6時出勤⇒ホール内掃除・朝食の準備⇒12時頃まで後片付け⇒17時もしくは18時まで中休み⇒夕食のテーブルセッティング、配膳、後片付け⇒21時ごろ終了
といった流れでした。トラブルなどは特にありませんでしたが、職場の人間関係があまり良くなかったというのが少し残念でした。
その他印象に残ったこと、感じたこと
1ヶ月半という短い間でしたが、とにかく毎日本当に忙しく覚える仕事もたくさんあったため、とても充実していたと思います。
またホテル内にある温泉が毎日利用出来たのはとても嬉しかったです。
毎日くたくたになっても、温泉があったお陰でとてもリフレッシュできました。
観光地で働くことの多いリゾートバイトですから、私が体験したように温泉が利用出来たり、観光地に行きやすいなどのメリットは沢山ありそうです。
滞在中にまちづくりの現場を見たいと思っていたのですが、役場が主宰するまちづくりに関するシンポジウムやイベント等に休日に参加することができ、とても勉強になりました。
また現地で新しい出会いもあり、今でも交流が持てていることは自分にとって財産となっています。
初めは「自分にできるんだろうか」という不安で一杯でしたが、リゾートバイトを経験してみて本当に良かったと思っています。
知らない土地に飛び込んでいくことはとても勇気のいることですが、思い切ってやってみると開ける世界が絶対にあります。
リゾートバイトを利用して、ぜひ自分だけの体験をしてみてほしいと思います。