基本知識

客室数の多い大きいホテル旅館で働くメリット・デメリット【リゾートバイト 】

リゾートバイトで働くホテル旅館は全20室に満たない小さなホテル旅館から100室を超える大きなホテル旅館まで。

派遣会社を通せば、いくつもの求人票が送られてくるのでそれを見ればホテルの規模は分かります。

私自身20室に満たない小さな旅館で働いたこともあれば、100室を超える大きな旅館でも働いたことがあります。

そこで、大きいホテルで働くってどんな感じなの?ということについてまとめてみました。

大きいホテル旅館での仕事について

とにかく繁忙期は半端なく忙しい(体力勝負である)

現在ホテル業界というのは深刻な人手不足に陥っています。理由はこの記事では割愛させていただきますが、とにかく深刻なレベルで人手不足のところが多いです。

小さなホテル旅館であれば従業員数もそんなに必要ないのですが、大型施設となると多くの人出が必要です。

しかし本来必要である人数が集まらなかったり、すぐに辞めてしまう人が多い業界なので慢性的な人手不足であるホテル旅館が多いのです。

この影響をモロに受けるのが大型のホテル旅館です。人手不足なんかおかまいなしに予約は埋まり、繁忙期は満室。

となると、猫の手も借りたいほどの状況になってしまいます。GW・お盆・年末年始のみの超短期で派遣されるリゾートバイトはこういった所に派遣されるので半端なく忙しいことが多いのです。

ちなみに、小さなホテル旅館は満室になったところでそんなに客室が多いわけでもなく、そもそも高級~超高級なところが多いので満室だろうが従業員あたりのお客さんの数はそこまで多くありません。

(小さなホテル旅館と比べると)覚えることはそんなに多くない(傾向がある)

大型のホテル旅館は、やることが細分化され短期の派遣社員は単純作業をひたすら続けるというようなところが多いです。

例えば洋食レストランの接客であれば、ひたすらできた料理を持っていくだけ(ランナー)。調理場で出来た料理を振り分ける(デシャップ)といった感じでやる内容や覚えることはそんなに多くないけど、とにかくスピードが求められる。というような傾向にあります。

正社員はすべての作業ができるように教育されるのですが、短期の派遣社員はすぐに辞めるので、すべての作業ができるようにということはないでしょう。

ちなみに小さなホテル旅館は、仕事量が少ない分正社員とほぼ同じ仕事の幅を求められるので、覚えることが半端なく多いです。

大きなホテル旅館での人間関係について

同じ配属先の人としか関わらないことがほとんど

大型施設であれば従業員の数も多いので、数ヶ月程度の期間で全員と関わることはほぼないです。関わるのは同じ配属先の人のみの場合がほとんど。あとは、同じ派遣社員の人くらいかと。

これだけ人が多いと必ずと言っていいほど合わない人が出てきます。とはいえ、他にもたくさんの従業員がいますし、合わない人とは仕事以外では関わらなければ良いだけなので、人間関係に関してはラクかと思います。

上司と合わないとなると、これは全業界どの組織でも言えますが辛いと思いますよw

ちなみに、小さなホテル旅館では全従業員と関わることになるので致命的に合わない人がいると結構きついです。

福利厚生・まかないについて

これに関してはホテル旅館の規模というのは関係ないかなと思います。

ただ、規模の大きいホテル旅館は従業員食堂が用意されており食事の面(量という意味で)で良い傾向があります。あとは、あまりにも僻地にあるところはまかないが休日含めて付いてることが多いです。

結論:体力に自信があるなら大きいホテル旅館でもいいかも

大きいホテル旅館は体力勝負なところが多く、体力に自信がない人はあまりオススメ出来ません。

小さなホテル旅館であれば、そんなに体力面できついってことはないのですが覚えることはとても多いです。とはいえ、一度覚えてしまえばそんなに大変ってこともないんですけどね。