基本知識

客室数の少ない小規模ホテル旅館で働くメリット・デメリット【リゾートバイト 】

リゾートバイトでホテル旅館で住み込みバイトをしようと考えてる人の中には、小さなホテル旅館で働くってどうなのかな?と考えてる方もいるのではないでしょうか?

ホテル旅館とはいえ、100室を軽く超えるような大型施設もあれば10部屋に満たない超小規模施設もあったりします。

私は100部屋を軽く超えるような大型ホテルで働いたこともあれば、全16室というかなり小規模な旅館で働いたことがあるので、その時の経験を踏まえて、客室数の少ない(小規模な)ホテル旅館で働くってどんな感じなのか?ということについてそれぞれ良い点や悪い点についてまとめています。

小規模ホテル旅館の仕事について

覚えることが半端なく多い

小規模旅館で働く場合、仕事内容は業務全般というようなくくりになることが多いです。

例えば、大型施設であれば接客・裏方などの括りがあり、裏方の清掃業務に配属されたとしてもひたすら掃除機をかける係になったり、ひたすら吹き上げといった部屋全体を雑巾がけする係になったりします。(ホテルの場合は、1部屋を1~2人で全て仕上げるのでまた事情は変わりますが)

私が今回働いた全16室の旅館では、「朝食の配膳→掃除→休憩→夕食の配膳」のように、接客(仲居)もやるし掃除もやるし。といった感じで色々な仕事を幅広くこなすことになるでしょう。つまり、覚えることがとんでもなく多いです。

体力的にはラクだけど、気を使うことが多い

客室数の少ない小規模ホテル旅館は、基本的に高級〜超高級なことが多いです。つまり、とても丁寧な対応が求められるということです。

安いホテル旅館であれば少ない従業員数で多くのお客さんを回すので体力的にとてもハードになりがちなのですが、小規模ホテル旅館では丁寧さを求められることが多いので、体力面では大型施設よりはラクです。

ただ、体力面でラクなだけであって丁寧さを求められる分細かいミスに気をつけるなど、気を使うことがとても多いです。

小規模ホテル旅館の職場の人間関係について

基本的には派遣先で働いてる従業員全員と関わることになる

大規模ホテル旅館だと、数ヶ月働いたところで自分と関わりのない職種の人とはほとんど関わる機会がないということがあります。

しかし、小規模ホテル旅館の場合は従業員も少なく基本的にそこで働く従業員全員と関わることになります。

気が合えばとても楽しいですし、気が合わなかったらとても気まずい雰囲気になるといえます。

こればかりは実際に現地に行ってみないと分からないので、何ともいえません。派遣会社に「過去に人間関係で辞めた人がいるかどうか?」というのを聞いてみてその回答で判断した方が良いでしょう。

福利厚生・まかないなど生活面について

これに関しては、大規模ホテル旅館と小規模ホテル旅館というくくりでの違いというのはないような気がします。そういったくくりなしで、各施設によって異なると言えるでしょう。

ただ、小規模施設であれば経営者(社長や女将)との距離感が近いことが多いので、何か生活面で問題があった時に、権限のある人(社長や女将)に相談しやすいというメリットがあります。

結論:体力的に自信のない人は小規模ホテル旅館の方がいいかも

大規模ホテル旅館は時と場合によっては本当に体力勝負になることがあります。そして、体力的についていけなくなるという人が出てくるのも大型施設です。

それに比べて小規模ホテル旅館は客室数がそもそも少ないので、忙しいとはいえそんなに体力的にキツく感じることは恐らくないでしょう。それよりも、気を使うことが多くてメンタル面で疲れることが多いです。

体力に自信のない方は、覚えることが多いですが小規模ホテル旅館で働くことをおすすめします。目安は客室数が20部屋程度。これより少ないところであれば、体力的にキツく感じることはあまりないと言えます。