プール監視員スタッフとは?
プール監視員スタッフとは、その名の通りプールで遊ぶお客様の安全を守るために場内を監視するスタッフのこと。
水難事故が発生すると、命に関わる重大なケースになる可能性が高くなります。
そのため、業務自体は複雑ではないとは言え、責任感や体力・瞬発力が必要な仕事です。
リゾートバイトの場合、繁忙期のホテルやテーマパークでの業務が中心でしょう。
仕事の多くはプールで遊ぶお客様に危険が無いか監視する事や、ウォータースライダー等の係員を任されます。
また、清掃や設備点検、受付の仕事を任される場合もありますが、これは配属先によって様々ですね。
水難救助に関しては、配属前に研修があります。
実際の救助方法や救急救命に加えて、管理者への連絡や担架などの器具の位置などを把握しておく事になります。
しかし、リゾートバイトスタッフに全責任を負わされる事はまずありません。
救助に関しては出来るに越した事はありませんが、基本的に立場としては補助的な役割になります。
専門の訓練を受けた正社員や大型の施設なら医療関係者が常駐している場合もあるので、必要以上に緊張する必要はありません。
お客様もリゾートを満喫しに来ている人達なので現場の雰囲気も明るく、非常に楽しい職場です。(水着のお姉さんに見惚れて仕事が疎かにならないように注意してくださいw)
プール監視員スタッフの仕事内容とは?
仕事内容は「お客様の安全を守る」の一言です。
プールで発生する事故の多くは足元を滑らせて転んでしまう「転倒事故」。
転んだ拍子に捻挫をしたり、場合によっては重大な怪我に繋がることもあります。
また、浅い場所や技術が無い人が飛び込みをすると、プールの底に身体を打ち付けて怪我をするケースや、飛び込んだ拍子に他の人と接触してしまい事故に繋がる事もあります。
それ以上に怖い事故が「溺れる」事。水深30cm(大人の膝下の高さ)程度でも、うつ伏せになったまま動けなければ溺れてしまいます。
特に小さな子供がふざけていて溺れてしまったり、大型の浮き輪やボートの下に潜り込んでしまい浮かんでこられず、事故に繋がったケースもあるので浅いところでも油断はできません。
リゾートホテルに併設されたプールの場合、飲酒をして遊泳をする人も稀にいます(本当は禁止ですが)
泥酔状態での泳ぐとどれだけ危険な話になるか想像するのは容易いでしょう。
全体を見渡すことも大事ですが、小さな子供や動きが怪しいな…と思う人がいた場合、特に注意して目を配る必要が出てきます。
また、事故が発生しやすいポイント(滑りやすい所、死角になりやすい所など)を事前に把握し、優先順位をつけて効率よく監視する事が大事です。
1日のタイムスケジュール
シフト制になりますが、基本的に1日8時間の勤務になります。
リゾートバイトスタッフは繁忙期に働くことになるので、残業はあると思っておいた方がようでしょう。
例として、大型レジャー施設のプールスタッフと、リゾートホテルのプールスタッフのシフトを紹介します。
【大型レジャー施設】
8:00〜 勤務開始。ミーティング後に場内の清掃・点検を兼ねて安全確認。持ち場へ移動。
9:00〜 開園。お客様入場。監視業務。
11:00〜 交代が来たら引き継ぎをして昼食休憩。
12:00〜 次の持ち場へ。引き継ぎをして監視業務。
14:00〜 交代が来たら引き継ぎをして休憩。
14:30〜 次の持ち場へ。引き継ぎをして監視業務。
〜16:30 定時終了。残業で場内清掃。社員の安全点検に同行。
17:00〜 閉園。お客様の誘導を誘導。場内・ロッカールームの清掃・忘れ物チェック。
18:00〜 ミーティング後、解散。
※備考
・ この施設は「監視業務を連続最大2時間まで」と規定があるため、合間に休憩が入る。
・ 7時間+休憩1.5時間が基本。繁忙期なので希望が無ければ毎日1〜2時間の残業が通常になる。
【リゾートホテルのプール(遅番)】
14:00〜 勤務開始。ミーティング後、持ち場へ移動。
16:00〜 交代。引き継ぎ後に休憩。
16:30〜 休憩後、見回りの監視業務。設備の点検、水質検査も行う。
17:30〜 次の持ち場へ。引き継ぎをして監視業務。
19:30〜 交代。引き継ぎ後、食事休憩。
20:00〜 閉館準備。お客様への案内。忘れ物チェック等を行う。
21:00〜 閉館。場内清掃。設備点検。
〜23:00 ミーティング後、解散。
※備考
・ この施設は早朝から営業開始のため、早番は6時〜15時(休憩1時間)のシフトになる。片付けが無い分、業務内容は比較的シンプルな内容になっているため、遅番を記載する。
・ 遅番も8時間勤務(1時間休憩)が基本。但し、繁忙期は業務の都合上、30分ずつに分けられる事が多い。
どんな人に向いているか?
緊急時の瞬発力やレスキューのスキルがあるに越した事はありませんが、それ以上に「集中力」と「コミュニケーション能力」が求められます。
リゾート地に遊びに来ているお客様の多くは、開放感でテンションが上がってしまいがち。
ついつい、はしゃいで危ない事をしてしまったからと言って、頭ごなしに注意しては気分を損なってしまいます。
場合によっては逆にクレームになってしまうかもしれません。
水中に落とした貴金属類が原因で怪我をする事や、何気に持っていた防水のスマホが盗撮疑惑をかけられてトラブルになった例もあります。
お客様同士のトラブルも事故に繋がる事があるため、気分を損ねないように注意を促す必要があります。
あくまでも監視員の役目は「救助」の前に「事故を防ぐ事」です。
特にリゾートバイトの場合、ここが監視員としての腕の見せ所になると言えるでしょう。
どうやってリゾートバイトのプール監視員の仕事を見つけるのか?
リゾートバイトのような住み込みの短期バイトで、プール監視員の仕事を見つけるのであれば、派遣会社を通すのがいいでしょう。
自分が行きたい場所に直接連絡を取って雇ってもらうという方法もありますが、あまりおすすめしません。
理由は
・派遣会社を通すと直接契約するよりも給料が高い
・派遣会社を通すと自分の希望に沿った求人をたくさん紹介してもらえる
・何かあった時に派遣会社がサポートしてくれる
からです。
派遣会社を通すと直接契約するよりも給料が高い
これは100%というわけではありませんが、基本的に派遣会社を通した方が給料は高くなります。
というのも、現地の職場でも常に求人を出しているけど人が集まらない。
だったら、派遣会社を使って少し高い給料で全国各地から人を集めよう!
という背景があって派遣会社を利用して求人を出しています。
なので、現地の職場に直接雇用されるより派遣会社を通した方が圧倒的に待遇が良い場合が多いんですね!
ちなみに、僕が以前働いた職場では直接契約のアルバイトの人が時給950円。派遣会社を通した僕の時給が1100円でした。
なんと時給150円の違い。週40時間働いたら6000円も変わってきます。1ヶ月で2.4万円。これは本当に大きな差ですよね?
派遣会社を通すと自分の希望に沿った求人をたくさん紹介してもらえる
直接契約となると、自分でいろんな旅館に連絡して仕事を探すことになるかと思います。
それが派遣会社を通すことによって、自分が希望する条件を伝えればそれに沿って求人をいくつも紹介してくれます。
なので、仕事を見つけるのも非常にラクですね。
何かあった時に派遣会社がサポートしてくれる
・事前に聞いていた内容と仕事内容が違う
・寮があまりにも汚い
・あまりにも理不尽な対応をされる。
こんな感じのトラブルってたま〜に起こりうるものです。
僕自身こういったトラブルには今の所遭遇していませんが、僕と同じ職場だった派遣の方が仲居業務を希望して仲居として雇われたのに、レストランのホールに配属されてしまったというトラブルがありました。
そんな時でも、派遣会社を通していれば事情を伝えて、あとは派遣会社と派遣先の旅館との間でやりとりするだけ。
派遣会社を通すと、何かあった場合に派遣会社が第三者として間に入ってくれるので非常に助かります。
もし、派遣会社を通していなければ自分で対処しないといけないので面倒ですよね。
プール監視員の仕事を見つけたかったらまずは「ヒューマニック」で探してみるといいかも
ヒューマニックという派遣会社の特徴ですが、とにかく求人数が多い。
リゾートバイトのメインとなる仕事は、旅館やホテルに直接関わる仕事。すなわちフロントやレストランのホールなどの接客業、調理補助や客室清掃などの裏方が大多数を占めています。
プール監視員というお仕事はレアな部類に入るでしょう。
賃金に関しては、リゾートバイト.comというサイトを運営しているグッドマンサービス の方が良いのですが、プール監視員のようなレアな案件が常時あるとは限りません。
なので、プール監視員の仕事を見つけたい方はヒューマニックを通して見つけてみるといいでしょう。
リゾートバイトの派遣会社の中でも特に求人数が多いので、他の派遣会社よりも仕事が見つけやすいはずです。
また、ヒューマニックの特徴として1ヶ月未満の超短期案件に強いという点が挙げられます。例えば、グッドマンサービスであれば一応短い案件もありますが基本的には3ヶ月以上の契約が求められます。
なので、そういった点でヒューマニックは大学生の長期休みで住み込みで働きたい場合にもオススメできる派遣会社と言えますね。