海の家とは?
夏のリゾートバイトの定番といえば「海の家」。
これはビーチに遊びに来たお客様が安全で快適に過ごせる様に様々なサービスを提供する仕事です。
昔はひたすら焼きそばを焼いているイメージが強かった…なんて言われる事もありますが、最近ではオシャレなバーやカフェが併設されていたり、DJブースが用意されている施設も。
様々なお客様に楽しんでもらえる様に色々な工夫がされています。
また、水難事故が発生した時でも緊急対応が取れる様にAEDやレスキュー用品が用意されていたりするなど、海の安全を守る側面もあります。
海に遊びに来たお客様に快適に過ごして頂くだけでなく、安全面でのサポートもする仕事と言えるでしょう。
リゾートバイトで求人が出る場合、主な仕事は軽食やドリンクの提供をはじめとした接客全般。
そのほかに浮き輪やビーチパラソルの貸し出しや、アクティビティの受付、荷物の一時預かりなどの仕事があります。
難しい業務はありませんが、暑い環境の中でもたくさんのお客様を相手にする仕事なので、決して楽な仕事ではありません。
しかし、楽しいリゾートの雰囲気の中で働けるので癖になって海の家のリゾバをリピートする人がたくさんいるのもこの仕事の特徴です。
海の家の仕事内容とは?
リゾートバイトスタッフの海の家での主な仕事は、接客全般と掃除などの雑務です。
調理自体は簡単なものが多く、飲み物も注ぐだけの簡単なアルコールやソフトドリンクが中心になるので、覚えてしまえば難しくはありません。
しかし、接客やアイスクリームや缶ジュースの販売も同時に行うため、速さと正確さが同時に要求されます。
特に昼の時間帯は戦場さながら。暑い中での作業になるので、身体が自然と動く様になるまでは結構疲れます。
さらに、お客様もリゾート地の開放感と思いっきり遊んだ空腹もあってテンションは高め。
食後のテーブルが散らかったまま…という事も日常茶飯事です。
片付けのスピードも求められますが、中にはそのまま寝込んでしまう人もいるので、機嫌を損ねない様に起こして次のお客様をご案内する…という海の家独特のスキルも自然と身について来ます。
お昼のピークタイム以外は海を眺めながらのんびり仕事…という事は無いと思っておいた方が良いでしょう。
営業時間前後の掃除や準備もアルバイトスタッフの仕事になる事が多く、雑用も含めると仕事内容は多岐に渡ります。
この他に「呼び込み」や「送迎」などの仕事を任される場面もあり、繁忙期のピーク時には休憩時間もまともに取れない…という日も。
一つ一つの仕事はそれほど難しく無いとは言え、混み合う時間帯に複数の仕事を同時にこなさないといけない場面もあるので、その点は大変だと言えます。
・ 1日のタイムスケジュール
遊泳可能時間が午前9時〜午後4時までのビーチで営業する海の家のシフト例です。
7:00出勤。店内の清掃と開店準備(シャワーの温度管理や電気系統のチェック)
8:00営業開始。同時に呼び込み開始。
* この1時間の頑張りで1日の売り上げが変わってくるので一番緊張感が高い時間帯。
9:00 遊泳許可のサイレン。ビーチパラソルや浮き輪のレンタルや荷物の預かり業務が中心。
10:00 昼のピークタイムに向けて仕込みをしながら、ドリンクの提供や日焼け止め等の販売。
12:00 昼食の時間帯。ひたすら料理の注文を受けて、運びと会計。
14:00 隙を見ながら昼食休憩。
15:00 片付け開始。レンタル用品の返却受付も開始。
16:00 遊泳終了のサイレン。一斉にお客様が戻ってくるので昼並みの忙しさ再来。
17:00 閉店。片付けが終わり次第退勤。
フルタイムの勤務だと、上記の様になります。
どうしても過酷な労働環境のため、連日の勤務になると疲労がたまり体調を崩す事になるので(熱中症や脱水症状は気合でどうにかなる問題では無い)その辺は、体調を見ながら責任者と相談してシフトを組んでいきます。
どんな人に向いているか?
炎天下の状況でも働ける体力と、遊びに来ている人をさらに楽しませる気遣いができるサービス精神が旺盛な人だと優遇されます。
海の家で働く人は社交的でノリが良い人が多く、砕けた言い方をすれば「パーティーピープル」系の人だと楽しく働いているうちに気が付いたら1日が終わってる…なんて事もあるようです。
また、海の家で働くスタッフ同士で仲良くなれば楽しいリゾートバイトの思い出にもなり、日頃の業務でも連帯感が生まれサービスの質も向上します。
仕事終わりに従業員が集まってバーベキューをしたり、オフの日に予定を合わせてマリンアクティビティを楽しみに行く事も。
仕事として海の家で働いているとは言え、せっかくのリゾートバイトですから仕事も遊びも楽しむ姿勢も大事になって来ます。
余談ですが、夏のリゾバでカップル成立率が高いのも海の家のバイト…という話も。
実際、逆ナンをされる事もありま…(以下、自主規制w)
反面、緊急時には即座に対応できる判断力と瞬発力があればさらに良いでしょう。
安全管理面では専門スタッフが常駐しているので必須条件ではありませんが、水難事故は1分1秒を争う事が多いので応急処置の知識と技術があって損になることはありません。
接客と安全管理を同時に行う…という意味でも、常にお客様に注意を払い、気配り・目配りをしながら、自分も楽しんじゃう人には天職な仕事だと言えます。