今回、記事を寄稿していただいたのはsillva000さん(25歳。男性)の方。2016年2月〜3月の2ヶ月間、長野県白馬村にあるスキー場でスキーインストラクターとして働いていた時の体験談を寄稿していただきました。
私がリゾートバイトを選んだ理由と目的
趣味であるスキーを仕事にしてみたかった
私が行ったリゾートバイトは長野県白馬村でのスキーインストラクターです。もちろん短期でお金を貯めることも目的の1つ。ですが、一番の理由は趣味でやったいたスキーを仕事としてやってみたかったということです。
場所によっては通いでできる場所もありますが、移動時間と交通費を考えると効率的ではありませんよね?好きなことをしながらお金を稼げるというのは非常に魅力です。
同じ趣味の人と出会えるというのも魅力的
今回、リゾートバイトを選んだ理由は趣味であるスキーを仕事にしてみたかったというもの以外にも、自然の中で働いてみたいという想い。それから寮生活の中で同じ趣味の人と出会えるというのも大きな理由でした。
というのも、周りの友人にリゾートバイトの経験者がおり、とても楽しかったというお話を聞いていたからです。
エージェント(派遣会社)を使わずに直接契約した
私はエージェント(派遣会社)を利用せず直接連絡をして契約をしました。メールにて履歴書を送り、資格や経験などを聞かれたりと何度かやりとりをしました。
私としては、職場での雰囲気やメンバーはとても大切だと思っています。なので、一度現地に足を運び仕事の詳細について伺いました。スキースクールの校長は優しく良い雰囲気。仕事の内容や賃金について説明を頂き、働くことを決めました。
たまたまリゾートバイト前に旅行で友人と近くを訪れる機会があったのが良かったのです。もし、それがなければメールと電話のみで決定してリゾートバイトをしていたと思います。
電話とメールのみでのリゾートバイトに対する不安はありませんでしたが、現地を訪れることでより一層やったみたくなりました。
スキーインストラクター以外にも、レストランやリフトマンとして働いている方もいらっしゃいます。その中でエージェントから契約された方もいましたが、賃金や待遇に関しての違いはありませんでした。
リゾートバイトが始まるまでに準備したこと
リゾートバイト先の生活で必要なものを揃えた
リゾートバイト中の生活に必要なものを一式揃えました。また、洗濯がどの程度の頻度で行えるかわからなかったので1週間分の着替えも持参。
職種がスキーインストラクターなのでスキー用品一式も準備。近くにスーパーがあることは確認済みでしたので、シャンプーや洗剤などの日用品は現地で購入しました。
また、私は現地まで電車で行きましたので、ルートと時間のチェックもしました。必要最低限のものがあれば困ることはないですし、そこまで事前準備には気をかけていません。現地で仕事以外の時間に、自由な時間は結構ありますので必要だと思う方は暇つぶしの道具とかを持っていくといいと思いますよ?
仕事を決める際に聞いておいた方がいいこと
仕事を決める際に聞いておいたほうがいいことは以下のとおり。
[aside type=”boader”]仕事が始まるまでに聞いておいたほうがいいこと一覧
・給料
・勤務時間
・勤務期間(途中で変更が可能なのか)
・食事が付いているか。もし、付いているのであればそれにかかる費用。(無料なのか、有料なのか)
・宿泊費用(無料のところもありますが、1日ごとに給料天引きの所もあります)
・宿泊施設の環境(1部屋あたりの人数、インターネット環境の有無、風呂の設備、ランドリー)
・休日日数と連休が可能なのか。休みの希望は通るのか
・近くにスーパーやコンビニがあるか
・交通費の有無
・仕事での特典(スキー場の場合ではリフト券や用具のレンタルが無料でした)
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主に上記のことは聞いておいたほうがいいと思います。その他にも不安なことがあれば行く前に聞いておいたほうがいいでしょう。
どれくらいの期間でいくら貯金したのか?
私がリゾートバイトをしたのは2月頭〜3月末までの2ヶ月間。賃金は時給ではなく日給+歩合制でした。基本給2500円。に加えて1回のレッスンあたり2000円。
午前、午後の両方にレッスンが入れば基本給2500円に加えてレッスン2回分の4000円。合わせて6500円が1日あたりの給料になります。
基本的に週1、2日の休みで月10万ほどの貯金といったところ。宿泊費は無料で3食付き。
生活用品の購入や外食をしない限り出費はありません。私の場合は休みの日に長野県内で観光に行ったり、仲良くなった友達とたびたび外食をしていました。
貯金するなら時間給で入る仕事がベスト
私はスキーインストラクターという職業もありそこまで多く貯金はできませんでした。というのも、職業柄の理由ですが繁忙期を過ぎると仕事が入らず待機という日が多くあったんですね。
私が働いていた職場は待機料金(基本給の2500円)が出ましたが、やはりお客さんがいないと給料は下がります。スキー場によっては待機料金が出ずに、仕事がない日は給料がゼロというところもあります。
私の場合はあくまでも好きなことを仕事にできて、空いた時間や休みの日にタダでスキーができればよかったので満足しています。同じ趣味の仲間と出会えたことは給料以上に大きな収穫です。
お金を効率的に貯めたいのであれば、ホテルやコテージ、レストラン、リフトマンのように時間給でキッチリ入る方をおすすめします。
スキーインストラクターの仕事内容について
私の仕事であるスキーインストラクターの仕事内容について。インストラクターの仕事内容はスキーの指導がメインです。その他は、雪かきやお客様へのご案内。車で駅まで送迎を行っている方もいましたね。勤務地は白馬47のスキー場になります。
スキーインストラクターの大まかな1日の流れ
6:30 朝食(食事は6:00~8:00の間)
7:45 出勤(寮から職場まで徒歩3分)
8:00〜8:30 雪かきや前日に干してあるゼッケンの回収(日によってはない場合もある)
8:30〜10:00 上級指導員によるスキー研修もしくはフリー時間
10:00〜12:00 午前レッスン(仕事がない場合は研修またはフリー時間)
12:00〜13:00 昼食休憩(弁当が支給されます)
13:00〜15:00 午後レッスン(仕事がない場合は研修またはフリー時間)
15:00〜17:00 後片付け、掃除
17:30 夕食(食事は17:00〜19:00の間)
18:00〜23:00 部屋のメンバーで団欒など自由時間
消灯時間は決まっていませんが、朝が早い仕事ですので23時ぐらいには寝ることが多いです。
リゾートバイト中に起きたトラブル
スキー場での仕事なので、強風で1日中リフト・ゴンドラが動かず仕事がなくなった日がありました。インストラクターの仕事はサービス業なので、お客様の対応や後片付け等で若干残業がある場合もあります。が、大きなトラブルはありませんでした。
リゾートバイトで印象に残った出来事
特に印象に残ったことは、白馬という土地にとても外国人が多かったということです。アジア、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカなど様々な国の方々とお会いすることができました。
多少は英語が話せたので、英語でスキーのレッスンをしたりスキー場の説明をすることもあったんですね。外国の方が日本にスキーをしにくるなら、北海道のニセコか長野県の白馬のどちらかがほとんどみたいです。
日本に来る外国人ですので、知っている日本語で話してくれたりと日本人に対してとても優しく接してくれます。いろいろな国の方々とお話できる機会がもらえてとても有意義なリゾートバイトになりました。